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木下 正弘; 成瀬 雄二
Nucl.Technol./Fusion, 3, p.112 - 120, 1982/00
気・液相反応分離型多段交換塔は、水素同位体分離用の有力なプロセスの1つとして注目されている。本研究では、重水炉の重水中のH及びTを除去するシステムの1ユニットである交換塔(D,DO,HD,HDO,DT,DTOを処理)、トリチウムシステムを操作すると必然的に生成されるトリチウム廃水の減容に用いられる交換塔(H,HO,HD,HDO,HT,HTOを処理)の2通りの塔をとり上げ、数学的シミュレーション手法の開発を行った。この手法は、段分離係数の温度及び濃度依存性を考慮しており、モデル式全体の厳密解を逐次代入法によって効率的に求めるものである。いくつかの数値実験により、この手法がかなり広範囲な条件下で適用可能である事が確認された。
木下 正弘; 成瀬 雄二
Nuclear Science and Engineering, 82, p.469 - 475, 1982/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.3(Nuclear Science & Technology)段間流量及び段分離係数が計算の入力となっている場合に適用できる多成分分離カスケード用の数学的モデル(我々が以前に開発したもの)の大幅な改良を行った。多変数のニュートン・ラフソン法によるくり返し計算をより効率的に行なうため、独立変数の数を大幅に減少させた。特に、段分離係数が上昇流と下降流の濃度の関数となっていない場合には、1ステップ当りに必要な計算時間及び全くり返し数は、著しく減少させることができた。多孔質隔膜法によるN-O-Ar-Kr-Xe系の分離を対象としたいくつかの数値実験により、トータルの計算時間は、改良モデルにより約百分の一に短縮されることを示した。
吉田 浩; 藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 大内 操; 成瀬 雄二
JAERI-M 8527, 49 Pages, 1979/11
本報告は、2分割型拡散筒から構成されたHertz型カスケードによるアルゴン同位体分離研究のうち、全還流条件における実験結果について述べたものである。本研究によりHertz型カスケードでは、カスケードの運転特性が安定しており操作が容易であることならびに2分割型拡散筒の分割比を増すほど段分離係数が向上することを実証した。2分割型拡散筒は、分離係数に影響を及ぼす諸因子のうちカットの効果を最大限に活用したものであり、カスケード所要段数を大巾に削減する上で極めて有用な分離器といえる。